Ukikusa’s blog

FIREして退職。のんびりライフの日常

最近「~しなさい」がつく書名の本が不愉快なの。。。

さいきん「~しなさい」といういい方がついた書名をよく見かけるが、ほんとにいやだ。吐き気がする。私たちが他人に対して「~しなさい」といういい方ができる根拠は何だろうか?人は自分と同じ人生を歩んでいるのだろうか?経済力、健康、特技、趣味、ひとりひとり似た部分があり、違う部分がある。
 大切なことは人に似た部分を見出し、あるいは共感を求め、しかし違うところも尊重し、尊重までできなくても、違いを認めることである。「立ち読みしなさい」「えこひいきしなさい」などほっといてほしい。自分が上であることを誇示し、人を見くだし、アドバイスをしたがり、その人間がほんとは何をして、何ものなのか。このような貧困な精神がほんとにいやだ。
 しかもチラ見してみると、根拠となる十分なデータも示さなかったり、あるいは曲解したりしている。もちろん、このような書名は出版社が主導となってつけたものだろう。著者の意図とは異なっているのかもしれない。
 それでも出版社の意図を受け入れているのだし、「著者」として表示されている以上、署名も含めて書き手の責任であることはあきらか。せめて、「~しよう」(「~しませんか」のほうが好きだが)、「~の提案」「私は~してみた」のようなタイトルにならないものだろうか。ただやかましく、口汚く、無責任にとりあえず言いたいことを言ってみました、そのような書き散らし、いいチラシがいまのネット時代に合っているのかも。